RSウイルスワクチン（アブリスボ）接種について

【RSウイルス感染症について】

RSウイルスは2歳までにほぼ100%の乳幼児が罹患するウイルスで、初夏からら初冬にかけて流行する呼吸器感染症です。

発熱や咳嗽、鼻汁など一般的な風邪症状に加えて、細気管支炎といってゼイゼイしやすいという特徴があります。

また1歳未満では肺炎で入院する例や、特に新生児や生後6カ月未満の乳幼児が感染すると、重症化のリスクが高く生後早期からの予防が大切です。

【RSウイルスワクチン（アブリスボ）について】

アブリスボは、生まれてきた赤ちゃんのRSウイルス感染症の重症化を予防するワクチンです。

妊婦さんに接種することで、お母さんの体内で抗体が作られ、その抗体が胎盤を通じて胎児に移行します。

接種することで生後数か月の間、RSウイルス感染症の重症化のリスクから赤ちゃんを守る効果が期待されます。

副作用は接種部位の痛みや発赤などが報告されていますが、早産のリスクや胎児への影響は認められていません。

【対象】

妊娠28週から36週の妊婦さん（24週から接種できますが有効性が高い接種時期は28週～とされています。）に1回投与します。

【費用】

30,000円（税込み）

【予約方法】

当院でRSウイルスワクチン（アブリスボ）接種が可能です。

接種希望される場合は、お電話で予約をお願いします。